お知らせ

羽田イノベーションシティ視察

大田臨海部まちづくり協議会メンバーで、「羽田空港跡地第1ゾーン」に開業した「羽田イノベーションシティ」の視察に行って参りました。

羽田イノベーションシティは大田区と羽田みらい開発株式会社の公民連携によって生まれた新しい「まち」です。研究開発施設、MICE機能を備えたコングレスクエア羽田、ライブホールや芝生の広場、足湯など、盛りだくさんな施設です。先端産業と文化産業の2つの産業を柱に、新たなビジネスを創造するとともに、日本のものづくり、大田のものづくりの技術や魅力を国内外へ向けて発信する施設です。

すでにオフィスが稼働しており、約1,000人ほどの人が働くまちになっています。また、HANEDA PiO(ピオ)はテナントゾーンになっており、100~200㎡の区画でオフィスフロアを借りることができます。

視察は、まずはこの地の始まりの歴史を学びます。もともと羽田には「羽田江戸見町」、「羽田穴守町」、「羽田鈴木町」という3つの町があったそうです。昭和20年の敗戦後、GHQから48時間以内に退去せよ、という命令が下され、3,000人の住民が退去を余儀なくされた、という歴史があるそうです。そのことを伝える古地図が路面に示されています。

上記の3町の住民が決死の思いで守ったという穴守神社の大鳥居にご挨拶です。

このあたりは、羽田ソラムナードという緑道になっています。現在は工事中ですが、羽田空港側の緑道をつながる予定です。そして、海老取川を眺める川沿いに、椅子が思い思いに置かれ誰もが一息つける場所になっています。

その後、大田区産業振興協会の近藤様に、施設の概要をレクチャーしていただき、視察スタートです。

今回は特別に、予約が必要な4階の展望エリアにいれていただきました。建物の角地を使った展望スペースは羽田の町が一望できるすばらしい眺望です。仕事の合間にこんなところで一息付けたら、いいアイディアが出るかもしれません。やはり環境は大事です。

羽田イノベーションシティ内のアーティストビレッジへ。羽田エリアはもともと漁業が盛んだったところなので、漁網を使った遊具がおいてあります。

そしていよいよ、自律走行バスを体験します。羽田イノベーションシティ内を走行しているバスで、ハンドルがなく、自動運転システムにより周辺環境を認知・判断しながら走る自律走行バスは、交通弱者やドライバー不足などの社会課題の解決手段の一つとして開発が進められています。こんなバスが、いつか羽田空港と臨海部を結んでくれるといいですね。

緊急時の対応のために乗車しているスタッフの方は、まるでゲームのコントローラーのようなものを持っています。緊急時には、これでストップさせるそうです。

車自体には、ハンドルも付いていませんが、周囲の道路状況、人の動きをセンサーが感知して進行を管理しています。

その他、羽田イノベーションシティのインフォメーションセンターでは、羽田の歴史や施設の概要を、最新の「非接触型」モニターで見ることができます。これは、ぜひ、来ていただいて実際に触って見てください!(非接触ですが)

新型コロナウィルスの新規感染者数が増加時期にあり、協議会メンバー、ご案内役の産業振興協会の方ともに、マスクを着用し、感染拡大予防に努めて視察を実施しました。

ご案内いただいた産業振興協会の近藤様、工藤様、高橋様、ありがとうございました。

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