お知らせ

大田臨海部ツアー <報告3BUCKLE KOBO>

城南島・京浜島の地域資源見学を目的とした「臨海部ツアー」についてご報告します。

3か所目は、鉄工島フェスで注目を浴びているBUCKLE KOBOです。

3.BUCKLE KOBO

BUCKLE KOBOは、京浜島の鉄工所の一部を利用した、アーティストの方が作品を作るためのスタジオです。工場の町は殺風景…なんて概念を吹き飛ばしてくれるウォールアートが出迎えてくれました。

案内してくださるのは、BUCKLE KOBOの発起人である伊藤悠さんです。

建物内は広いスペースがあり、スケールの大きな作品の制作も可能です。また、周囲に住居がなく、工場に囲まれているので、音も気にせず、自由に作品の制作に取り組める環境があることが、BUCKLE KOBOの魅力で、様々なジャンルのアーティストが集まってきているそうです。

京浜島は、羽田空港からのアクセスがよい、ということで、海外からのコレクターやキュレーターを意識して作られたそうです。工場でのものづくりと、アートによるものづくりが共存した、どこか日本ではないような空気があるのは、そのせいでしょうか。

日本の高い技術を誇る工場の町から、アートを発信していくカッコよさに共感してくださった方が、クラウドファンディングを通してBUCKLE KOBOの立ち上げに参加してくださり、活動がスタートしたそうです。現在では、年に一度、BUCKLE KOBOを中心とした鉄工島フェスを開催し、多くの人が訪れ、自由にアートを楽しんでいます。

大田臨海部まちづくり協議会のイベントと同日開催のため、平和島、昭和島、京浜島、東海のエリアを結ぶシャトルバスを運行して、それぞれの会場を移動できるようにしています。

今年度の鉄工島フェスの構想など、伊藤さんの楽しいお話を伺いました。今後も、BUCKLE KOBOから様々なアートの発信が期待できると思います。アートを通して京浜島から臨海部を盛り上げているBUCKLE KOBOと、訪れる人、働く人が楽しめる街を目指す協議会と、同じまちづくりでつながっていけるようにしたいですね。

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