お知らせ

大田市場花き部仲卸協同組合(大田市場のご紹介)

A. 大田市場(花き棟・青果棟・水産棟)開場の経緯

大田市場の花き棟が開場した背景は、1980年当時、日本経済の著しい伸びとともに、首都圏への人口の増加が顕著となる中、東京都が「中央卸売市場法」に基づき、当時の青果市場「秋葉原の神田市場・五反田の荏原市場、蒲田分場」を統合し、1989年5月6日青果棟を開場、同年9月18日には 「大森市場と築地市場の一部」を統合し水産棟を開場しました。その翌年1990年9月8日には当時、城南地区で民営の9市場(大森園芸、京橋生花、都立園芸、ニッカン東京中央、同西部、芝生花、京浜生花、幡ヶ谷生花、東京花き南部)を統合して「大田市場花き棟」を開場しました。


B. 日本最大の施設規模

青果棟、水産棟、花き棟の総敷地面積は386,426㎡でこの面積は実に東京ドーム8.5個分に相当するとの事です。青果・水産棟両部門の面積は346,321㎡,花き棟は単独で40,105㎡を占有し、「国内最大規模の敷地面積」を有してしています。


株式会社大田花き


株式会社フラワーオークションジャパン


C. 取引額日本一の「大田市場」

売上高
令和5年度大田市場花き部の売上高「562億円」の実績は「大田、北足立、板橋、葛西、世田谷」の5中央卸売市場の中で「62.1%」の売上高を占め、更に全国14の中央卸売市場の売上高に占める割合は「44.1%(令和2年実績)」を占め、大田市場は「全国の建値市場」の大きな役割を担っています。
(東京都・ウィキペデアの資料参照)


株式会社大田花き・セリ取引の様子


D. 卸会社の役割について

① 情報の収集
大田市場の卸売会社「株式会社大田花き」と「株式会社フラワーオークションジャパン」は、市場の需要予測を踏まえ、国内は基より海外からの花きの集荷に向け、「全国の生産者、JAグループ、商社、行政」を介し、「予測される花きの作付け量、生育状況、出荷量とその時期」等々の情報収集をされています。

② 情報の提供等
卸会社は「仲卸、売買参加者」が必要とする産地情報等を常に提供し、多様化する消費者のライフスタイルを睨む花きの仕入の後方支援と販売拡大に繋げるための補完的機能を果たしつつ、「適正相場の維持」に向け、「仲卸、売買参加者」に対し上記に示すセリ取引や、相対取引により「適正な相場形成」にも繋げておられます。


E. 大田市場花き部仲卸協同組合の紹介について

大田市場花き部仲卸協同組合
理事⾧ 山下真介

理事⾧挨拶
大田市場花き部は1990年の市場開設以来、全国中央卸売市場の中核として花き流通を担い、社会のインフラとしての市場機能を果たして参りました。
開設当時、市場内で仲卸業を営む20社が一丸となって、仲卸の役割として目利きによる良質な花き・園芸の供給及び適正な価格形成に努めて参りました。
近年、花きの消費が減衰傾向にあり、2020年当時は新しい感染症対策の影響もあり、普段ご利用頂いているお客様に市場に来場頂く機会が鈍化してしまいました。
しかしながら、各仲卸では店頭での商材提案や販促提案に加えて、WEBなど「IT化」に向けてそれらの内容をお伝えする為、それぞれのホームページの充実に取り組んでいます。これらのホームページに簡単にアクセス出来るように大田市場花き部のポータルサイトを開設致しました。
是非ともご利用頂きますようお願します。
大田市場花き部仲卸協同組合は、山下理事⾧を中心に現在下記の16社により、各社の得意分野での事業展開を致しております。

下記は仲卸通りを構成する16社(順不同)
1 株式会社カワノ
2 株式会社花企画
3 アイドル株式会社
4 株式会社京橋花き
5 株式会社フローレツエンティワン
6 株式会社ザ・ネクスト・ワン
7 株式会社フローラルジャパン
8 株式会社中央花卉
9 株式会社大森花卉
10 有限会社大田ユー企画
11 フラワーサービス株式会社
12 株式会社フレネットHIBIYA
13 株式会社花菱
14 株式会社プランツパートナー
15 株式会社阪神フラワーサポート
16 株式会社プレステージ

以下の写真は早朝の仲卸通りの様子です。


F. 仲卸の営業等に係る方向性

a. 仲卸の使命
仲卸各社は、多様化する消費者のライフスタイルの変化を捉え、花きをお求めになるお客様のニーズとウォンツにお応えさせて頂く営業に取り組ませて頂いております。冠婚葬祭はもとよりホームユ―スに至るまで、花きを通してお客様に真心をお届けさせて頂く大切な使命を担わせて頂いております。

b. 情報の収集
仲卸各社は、消費者がお求めになる花きの利用目的に適合した花きの仕入れに向け、卸会社、JAグループ、生産者等々から「産地情報」を収集し、どこの市場よりも鮮度の良い新鮮な花きを大田市場で仕入、エンドユーザーにお喜び頂ける花きの販売を目指しております。

c. 物流体制の確立
仲卸各社は、花きの鮮度保持に向け各社毎に独自の物流体制を具備しています。

d. 花きの啓蒙活動
大田市場花き部仲卸協同組合は更なる花きの利用拡大に繋げるため、
次葉の活動を実施致しております。

◎ 市場祭り
毎年、大田市場青果棟の一角をお借りし、両卸会社のご協力を頂き、地域の皆様に切り花、鉢物を安価に販売させて頂き、少しでもホームユースの利用拡大に繋がればと参画させて頂いております。

◎ 花育
地域の幼稚園児、小学生を対象に親御様もご参加頂き、楽しく自由奔放に花瓶やオアシスに活け込む楽しさ知って頂く啓蒙活動を行っております。

◎国際園芸博覧会
2027年には、「国際園芸博覧会」が開催されます。大変大きな植物の祭典ですが、大田市場花き部「株式会社大田花き、株式会社フラワーオークションジャパンの両卸会社とともにブースの一角に大田市場花き部仲卸として開設させて頂く事を決定頂き、その使命の大きさと責任の重さを痛感致しております。


G. 大田市場へのアクセス及び見学要領について

大田市場の立地環境は、市場の北側にはコンテナ輸送の貨物基地「東京貨物ターミナル」や、首都高速羽田線、湾岸線にも隣接し物流面でも利便性の高い環境に恵まれています。
また大田市場の南側には、空の玄関口羽田空港を控へ、東京モノレール等を利用され、国内はもとより海外から来訪される見学者の方々も散見致します。

見学をご希望の場合は東京都市場管理課庶務係にお電話にてご予約下さい。
<下記宛てお電話にて希望日時等をご予約ください>
東京都市場管理課庶務係
電話 03-3790-6539
FAX 03-3790-6541


(東京都の資料参照)

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